失敗したくない土地売却、失敗例から注意点を学ぶ

土地

土地を売却するにあたって、どうせなら高く売りたいと思うのが普通ですよね。

 

しかし、金額にばかり囚われていると売れなかった、売れたが失敗した、ということにもなりかねません。土地売却はしっかり下調べをし慎重に行うべきです。

 

この記事では実際に起こった失敗例をもとに、何に注意すれば良いのかをご紹介します。

 

(失敗例:Aさんの場合)

Aさんは土地を売却しようと複数の不動産会社へ依頼しましたが、1社だけ他より1,000万円以上の金額で査定がありました。

 

Aさんがその会社で依頼したところ3ヶ月以上売れず、不動産会社からも値引きの交渉などがあり結果、想定より1,500万円低い金額で売ることになりました。

 

(失敗例:Bさんの場合)

Bさんは新しいマイホームの頭金にするため、今の家と土地を5,000万円で売却したいと考えていました。

 

売却から1ヶ月で4,500万円で購入希望者が現れましたが、希望額に達していなかったためもう少し待ってみたところ、結局売却に7ヶ月もかかり、希望していた新居購入もタイミングが合わずもっと手頃な新居にせざるを得なくなりました。

 

上記で挙げた失敗例で読み取れることは以下の通りです。

 

(他より明らかに高い査定は注意)

Aさんの場合、複数の不動産会社へ依頼したことは良かったのですが、1社だけ他より1,000万円以上の金額で査定があったことに関して安易に決めてしまったのが失敗の原因と言えます。

 

引っ越し業者などでも同じで、査定というのはそんなに金額に明らかな差は出てこないのが普通です。複数の会社が同じような金額を出しているのに1社だけ1,000万円以上も高い金額になっているということは注意が必要です。

 

何か突出して他にはない強みがあるか、そうでなければその理由を突き詰めたほうが良いです。

 

(時間をかけても土地売却は有利にはならない)

Bさんの場合は、希望する売却金額にこだわり過ぎた為、売るチャンスを逃してしまったのが原因です。

 

確かに売るなら高く売りたいと思うのは当然の心理ですが、長期間待っていても売れる確率というのは上がりません。

 

むしろ、購入者側の心理としては長期間売れずに値下げされるのを待っていたりするものです。さらにこのケースでは新居購入のタイミングも合わずに結果損失もありました。

 

希望金額に達していないかったとしても、新居までの仮住まいの費用なども考え、そちらがメリットが大きいかを考えるのが賢明ですね。

 

土地売却の際には上記のような失敗例も考慮し慎重に考えたほうが良いかもしれません。

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