親から相続した土地を売って兄弟で分けたという話を、たまに耳にすることがあるかもしれません。
その話だけ聞くと羨ましいと思うことでしょう。ですが、土地売却にはメリットだけではなく、デメリットもあることをご存じでしょうか?
メリットだけであればいいのですが、何事もやはり多少のデメリットがあるものです。ですので、土地売却を検討されているのであれば、デメリットを知ったうえで手続きをするといいかもしれません。
では、土地売却にはどのようなメリット・デメリットがあるのか簡単に紹介したいと思います。
まずは、メリットです。何と言っても、現金が手に入るということが大きなメリットと言えるでしょう。
土地に価値があるのはわかりますが、実際に現金として手にするのとでは違うかもしれません。現金にすることで、貯金をしたりローンの返済にあてることもできます。
また、土地を所有していることで払わなければいけない固定資産税を払わなくてよくなります。それによって家計の負担は軽くなることでしょう。もしかすると、土地売却によって新しく別の家を建てることもできるかもしれません。
さらに、火災保険や地震保険を払っていたなら、残りの年数分の保険料の返金があるかもしれません。他にも、住宅ローンの保証料も返金がある可能性あります。このように考えると土地売却したいと思われることでしょう。
ですが、次にデメリットも見てみたいと思います。土地売却した時点では、その金額がすべて手に入るような気がしますが、悲しいことに実はここからお金は減っていってしまうのです。
土地売却をするとなると、どうしても自分だけではすることができないので、不動産会社にお願いしなければいけません。そのため、売れた金額の中から仲介手数料をして不動産会社に支払わなければいけません。
もちろん詳細な金額については、あらかじめ決めてあるかと思うので、その費用を支払いましょう。そして、次に所得税を払う必要があるのです。土地売却でお金を手にしたなら所得とみなされるので所得税を払わなければいけません。
この所得税のことを忘れないようにしなければいけません。お金が手に入ったと思って喜んでいると、思いの外税金がかかってびっくりしたという話は珍しくないからです。
もちろん売却の金額によって税金も変わってきますので、いくら準備しておきましょうとは一概には言えませんが、その点についても不動産会社に前もって確認しておくといいかもしれません。
このように、土地売却にはメリット・デメリットがあります。不動産会社次第では、売却が成功するかどうかは変わってくるでしょう。少しでもメリットが大きくなるためにも、依頼する不動産会社は慎重に選ぶことをおすすめします。